コンパニオンアニマルの医療について

コンパニオンアニマルの医療についてです。

人間の医療でも、未だにクリニックは風邪やウイルス感染にポンと抗菌薬を出しますが、動物の場合はもっとずさんな出し方をしています。
不要な抗菌薬投与は、耐性菌を生む原因となり、本当に必要なときに効かなくなります。

獣医師は動物医療のプロではありますが、その知識技術はやはり個人差が大きいです。
人間の医療は保険点数上、不必要な検査治療は審査を通りません。故に、過不足ない医療が行われます。

でも、動物の医療ではどうでしょう?

必要不必要は獣医師と飼い主の判断に委ねられています。

と言うことは、人間の場合以上に飼い主も知識を求められると言うことです。

飼い主もうかうかしていられませんね…。

ハリネズミの針抜けについて、カンジダのお話を聞きましたが、カンジダは皮膚の常在菌です。人の皮膚や腸内にも常在しています。
免疫が落ちた場合に悪さをすることもありますが、普段は大人しく病原性はほとんどありません。
なので、増菌培養すれば検出されるのは当たり前です。人では皮膚でやることは絶対にありません。
なので、若くて元気なハリちゃんではまずないと思います。
免疫不全や術後等で免疫が下がっていて、症状がある場合はもちろん治療は必要だと思います。

不要な抗菌薬投与は、腸内を整えてくれる腸内細菌を殺し、下痢など別の症状が引き起こされることもありますし、薬ですので肝臓腎臓に負担もかかります。

カンジダの話を聞いて、改めて様々なメリットデメリットを考える必要があるなぁと思いました。

ちなみに、ハリネズミの皮膚には人には見られない糸状菌が常在しているそうです。これが人に感染症を起こしたという症例が学会で発表されていたとの話を聞きました。
ズーノーシスにも注意して、ハリネズミとの暮らしを満喫したいものですね^ ^